日本における在留資格を持つ外国人を牽引するベトナム人
先月の日本の法務省からの報告によると、2017年に385人の外国人の在留資格が無効になったということです。これは2005年以来最多となります。
内訳は、ベトナム人が45.5%と最多で、次いで中国人(21.8%)、フィリピン人(21.8%)となっています。
法務省はこのうち、留学生によるものが前年比の2倍となっているとし、多くの留学生が卒業後に不法滞在をしていることがわかりました。
Nikkei Asian Reviewの報告では、昨年の9月、ビザの更新の申請が却下された165人の留学生が送還されました。その多くはベトナム人でした。
また、法務省は、日本政府が主導している技能実習生のうち、最初の職場を離れ、新たな職場で実習をしている外国人の在留資格も無効としました。
ここ数年、多くのベトナム人の若者は実習プログラムを通して日本へやって来ますが、長時間労働やその他の搾取、精神的ストレスに晒されている人が多いとのことです。
日本の入国管理局によると、ベトナムは中国を差し置いて、技能実習生の数が最も多いようで、その数は昨年127,000人に達しました。
一度在留資格が無効になると、外国人は移民局で勾留され、その後送還されます。
昨年の10月には、永住権のない外国人居住者の数が128万人になり、これは2012年の2倍であると Japan Timesが報じました。
日本のベトナム人移住者の人口は、2012年から2016年で4倍になり、昨年232,562人に達し、北東アジアの国で4番目に大きい少数派グループになりました。
しかし、日本に住むベトナム人の評判は良くありません。これは、ベトナム人による犯罪が、外国人の犯罪数で最も多いからです。
警察の報告によると、2017年にベトナム人が起こした犯罪数は5,140件で、前年の3,177件を大幅に上回り、外国人による犯罪件数の30.2%を占めます。